どうも、めめです。
自分はボカロのグッズ収集以外にも冬の趣味でスノボーをしたりしてます。
ところで、みなさんはゲレンデで痛板をみたことはありますか?
おそらく、結構な割合でいる方が多いと思います。
今日はそんな痛板制作初心者のめめが制作していった過程を記録していきます。
作るきっかけ
面白いスノボーイベントないかなーってグーグルで検索してたらこんなのが出てきました。
なんと、痛板をしてる方はリフト一日券が期間中無料なようです。
コスプレは無理でもこれなら自分も行けるのではと考えました。
あとはただ単に創作活動をしたいという想いだけですかね。
実際につくってみよー
作るに当たり参考にさせていただいたサイト
下記のブログでの使用ツールはPhotoshopとGIMPですが私の主なお絵かきソフトはクリスタ(クリップスタジオペイント)なので今回はそれを使って説明します。
必要なもの一覧
・絵を描きたい人は手持ちのペイントソフト
・絵を描かない人は画像編集ソフトと素材集め。
・印刷シート
・カッター
・プラスドライバーでかめ
・マスキングテープ
・長めの定規(保護シート貼る際に使う)
・滑る手袋(スノボー板に貼り付ける際に)
・スノボー板の外枠の実寸の型取り
・キレイな制作スペースとやる気
使用しているものは違いますが、なるべく細い系統をチョイスしたほうがグッド。
必須。これを2セット買えばOKです。
必要な分は8枚ですが、私は印刷に失敗し3枚セットをあとから追加しましたね…
私が使っているのはこれの旧機種TS8230です。
色味の再現を忠実にするため、なるべくは6色対応、ワイヤレス機能を持っていればなんでも良いと思います。でも正直、良いフィギュアが買えるお値段なので、旧機種でも大丈夫。
ワイヤレスの理由は、USB接続しなくてどこでも擦れることと、家族の目を気にしなくて部屋で作業を完結できるからです笑
制作の前準備
自分で描いた推しのイラストを用意。
プロセカの25時ナイトコードで。を採用しました。
ちなみにこれの構想と着色含め1ヶ月かかってます。遅筆と効率が悪いので。
腕つっぱってごめんよ、えななん。。実力不足。
好きな絵師さんの絵を素材とする場合は許可を取ってから、痛板にしていいいか、検討しましょう。私はバイクを痛車化したことがあります、その際は下記のサイトから印刷と施工してもらいました。
著作権や法律関係の問題はこちらを参考にしたほうがいいかも。
制作風景
これは実際にエーワンステッカーに印刷したものですが……
失敗してます!!!!
そう、裏面に印刷してしまいました。
緑字で書いてますが刷ってから気づきました、奏が水墨画のような質感になってますry
(これはこれで好きだったりする、推しが尊いのだ)
綺麗に表面で印刷すると、このように超綺麗に光沢感のある仕上がりになります。
私のスノーボード板は全長150cmなのですが、
297mm×1680mm(210が8枚分)でキャンバスサイズは作成。
なぜ1680mmで作らないかというと…
オーバーラップ(重ね)作業が発生するからです。
まふゆ「ごめんね、クソ長縦表示で。。。」
スノボー板は思ったより長いのだ。
こんな感じに必ずつなぎ目が発生します。
もし、オーバーラップをしないで作業すると直でつなぎ目が見えることになります。なので重なる部分をでズラして印刷することでズレ発生しなくなります。
紹介したブログでは重なり部分は20mmにしているので自分もそれに倣いました。
150cm+2cm×8枚分のオーバーラップで168cmですね。
【クリスタでやる場合】
- 制作したイラストの横に新規タブに新規で分割用のデータを作ります。
- それにA4レイヤーを8枚用意して、mm目盛り表示させておく。
- イラストデータにて210mm×297mmに選択範囲を設定。
- 2枚目から20mmずつズラして切り取り、分割レイヤーにコピペ。
- それを分割数分やります(その際にSHIFT押しながらやるとズレません)
これ自体はデータさえあれば、レイヤー機能があるお絵描き・画像編集ソフトさえあればできることなのでソフトはほんとなんでもいいです。
印刷してくよー
印刷したものは、一枚ずつ保護シートを上からピッタシに張っていきます。
保護シートは薄いので、貼り付けた状態でもカッターで簡単に切れます。
自分は場所がないのでプリンターの上で貼りました。
ちなみにスノボーの端から貼っていきますが、ここで、出力したサイズがあっていないこと(本当はもう少し小さくなる)に気づきましたが、どんな感じになるのか見てみたいので、そのまま続行。
貼る際は片手で押さえながら、裏面の粘着をゆっくりあてていきます。
貼り終わりましたーーーーーーー
おつにーご。やはり本来のものより大きく印刷されていました。
イラストイメージは奏では蔑み感、瑞希は現場猫パロでコミカルに、えななんは悔しくて泣き顔、まふゆは奏との対比で陽まふゆ♪
大きく印刷された原因としては型どった赤枠を実寸にあわせないまま表示させたまま初めてしまったからです。。。A4のキャンバスサイズで作っていて、そこに収まっているからヨシ!ではなく…(たまたま読み込んだ画像が運良く近いサイズになっていた)
- 板を真正面で撮る(たぶん、ここからズレてる)
- それをレイヤーに読み込み、不要な部分をレイヤーマスクする。
- ベクターレイヤーで型枠を描く
- 取り付けよう穴なども描く(印刷時は非表示)
- 白黒コピーで印刷チェックして、仮でボードに貼り付ける。
- 本当にOKだったら本番
私は、白黒コピーは念のためやりましたが板に貼るまではしていなく、ただ照らしあわせるだけしたので、全体をみていませんでした。ここで赤枠の実寸があっていないことに気づけばよかったのですが、時既に遅し。
ステッカー全部覆うと、スタンス幅の目盛りなどが消えてしまうので予めマステなどでメモるか、別途で自作するかになります。余ったステッカーで作ってみても良いか
その他の失敗談
髪が痛む。。。これはステッカーの上に貼る保護シートがうまく貼れなかった図です。
水平に貼りましょう。
最初に間違ったものを触った際に、どこかの拍子で手を付いてしまったようです。
一枚一枚、別々で置きましょう。刷り直しです……
印刷設定を縁無しにしないままにするとこのようになります。
これを防ぐにはモノクロコピーでコピー用紙に出力しチェックとプレビュー画面でもある程度分かります。
クリスタの印刷設定はちなみに
・後トレー
・光沢シート(機種によって名前違いますが光沢選んでおけばOK?)
・最高画質
・縁無し
・300DPI(イラスト自体は350で作ってますが、一応綺麗に擦れました。そもそもこの設定しか出ない…)
業者と金額の比較
アマゾンでのステッカー代 @3000円のみ。
プリンターは既に実家にあるのでタダ、印刷インクも。
印刷インクを買う際は必ず純正のものを選びましょう(ここ重要)
先に挙げた業者だと、1枚9000円複数枚印刷で6000円まで下げれますが、そこからデザイン代20,000以上+施工費もかかると10倍はするので断然に自作のほうが安くなります。プリンターがない場合はトントンになるっといったところですね。
あと業者に頼む際に聞いといたほうがいい点(よくある質問に描かれていなかったので)は、、、
一枚の用紙での出力と一枚の保護シートで貼ってくれるかっという点です。
それがあれば高くても依頼する価値はあります。
どうしても、A4ステッカーでやる場合は後に制作した全体図載せてますが、オーバーラップをしても保護シートの重なりで少し横線がみえるようになります。
印刷シートを板に先に張った後から保護シートをつなぎ目に合わせてやる場合だと、実際に滑った時に保護シートとのつなぎ目(隙間)から解けた雪が侵食する可能性が考えられたから、私は通常の手順通りシート刷ったら保護シート被せて、板に貼る作業をしてます。正直、板の横溝からも水の侵食は考えられるので、耐水スプレで補強するしか対策はないかもです。
これはデザインだけ制作してあとは業者に任せようって人はちゃんと聞いておいたほうが良いです。
あとがきと取り付け全体図
ちなみにBURTONのステップオンという板を使ってます。CUSTOMモデルは硬い板なので、グラトリをしたいのですが、カービング向きという。
バインディングの角度も本来型取ったレギュラースタンスのものからダックスタンスに変更したため、以下のような形になっています。
night chord at 25:00 の部分も若干斜めっていますね。
女の子の髪は踏んじゃいけませんねーー
でも、なんとか完成したのでコレでヨシッ!とします。キャラクターの文字などは見切れていないので顔も収まっているので(えななんの馬鹿にしやがって……が……)
ちなみに真ん中に写ってるのはその場で考えた自作犬アイコン。
ここにニーゴミクいれればよかったかもと今思いました。相変わらずセンスがないし、
本当にデザインは難しい。。。。文字の配色や位置など既存の痛板を参考に観察しましたが全然です。不甲斐ない。
それでも、初めての痛板持って福島に滑りに行くので、またそれは記事にしますね!
ではまた~~