メメント・オレの生存記録

メメント・オレの生存記録

オレが生きた証を残したい。

イベント会社に2年半働いて想ったこと

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最近、部屋の気温が25℃超すのが当たり前になってきた…

夏到来!!!
どうも、メメント・オレです。

そんなことより前回の記事で今までのお仕事についてまとめてきましたが、一番長く勤めたイベント会社についてはあまり触れてませんでしたよね。
mementoore.hatenablog.com
今回はこちらについて深堀りしていきます~
※これは今から4年近く前の話なので思い出しながら書いてるの、誤差があるかもしれませんので予めご了承ください。8割は正確には書くつもり。

そもそも、どういうキッカケで入ったの?

きっかけは当時、インテリジェンスが主催する若者正社員チャレンジ事業(通称:若チャレ)に応募したからです。若年求職者(29歳以下の求職者で直近2年以内の正社員の職歴が合計1年を超えない方)の仕事復帰を目的にしてる事業です。アデコ経由からも応募はできたはず。

www.tokyoshigoto.jp

ネットの評判は悪いより良い感じのほうが多いですかね。
そもそも、5ch(旧2ch)に質問する人多くないですか?
匿名なので、実際、その人が体験したか分かったものじゃないのに色々質問する。
まぁ、オレのブログも得体の知れたものじゃないのでブーメランですが。

オレ「でも、情報を知ること&嘘か真かを見極める能力は令和時代を乗り越えるには大事だと感じている俺ガイル。」

若チャレは、どういう内容だったの?

事前セミナーを2日受けて、それから就職・転職するかもしれない会社が集まる合同企業説明会に望むというもの。

事前セミナーでは…自己や仕事への理解を深め、社会・業種・職種を知り、目標設定を行います。スーツは着用必須です!

ちなみにチャレンジの申込書の希望した理由には、「正社員で安定して生活していきたいから。」っと書いていました。なんとも自己がなく、当時から主体性のない自分自身にがっかりです。こんな簡単な文言でも事業には参加できます。

参加人数20~30人程度。男女比率は男8女2?でしたかね?
グループを作り、皆で色々と話したり、A4用紙を使ってどこまで高く積み上げられるかっていうペーパータワーゲームも地味に面白かったです。こういう息抜きがあると、一致団結した感じがあります。

前もってセミナーで書かされた、「わたしの社会人基礎力」という○△□形式の小さなカード、街コンでいうプロフィールカードのようなもの。それを合説の日に企業担当者に渡してアピールします。他にも各企業によって、質問項目があるシートを埋めて提出しました。

ハトさん「完全に合コンぽ。」

業種は以下の通り。

  1. WEBメディアの広告制作
  2. イベント会社(オレが入社するところ)
  3. ソフトウェア開発
  4. 不動産管理系
  5. インフラエンジニア 
  6. 建材の総合商社
  7. サーバーエンジニア
  8. ネットショピングの小売業
  9. 動物施設運営
  10. システムエンジニア 

計10社。ちなみにこの中小企業の中で、潰れてる会社がありました。
コロナショックをこんな身近に感じて、若干の恐怖を覚えました…ガクブル

合説の結果は言うまでもなく受かってます。
受かってから、「はい、さよなら。」ではなく、以下のようなセミナーもまた2日設けているのは魅力的ですね。

実習前セミナーでは…マナーや正社員を目指すためのマインドセット
所作・マナーの向上・仕事のルール理解とトレーニングを行いました。

ここで出会った仲間と一緒に入社しました。
中途入社って基本一人で孤独なイメージありますが、一緒に入社できたのは本当にありがたかった…高校卒業してからほぼ中途で、なにせ初めての同期だったもんで。

実習内容はどうなの?

期間は20日間。ほぼ通常の仕事量をフルタイムでこなすようなもの。
そもそも、まだこの時点では内定すらもらえてません。
ここで、自分に合うか確認し、企業にも認められないといけん。

実習内容は、体験先の企業によって様々です。

  • 地方のイベントや学校行事で使用するステージやテント設営
  • 先輩が向かう現場へ同行し、運びのお手伝い。
  • イベント用品や資材の整理、片付け。

初めての業種でしたが、みんなフレンドリーに接してくれました。
倉庫とかだと、あんまり関係性が気づけないことが多かったけど、気づけやすい雰囲気で、「あっ、ここで働いても良さそうだなぁ~」ってすぐ感じました。

そして、実習期間を終え、正社員として東京の部署に配属されることになりました!

イベント会社で働くメリット

法人営業というスタイルに分類される職種に就きましたが、実際に外に外回りなどはなく、問い合わせきたものに応対していきます。

例えば、お客さんから
「こういうイベントがあるのですが、何か良いものはありますか?」
「WEBに掲載されてるものを使いたいのですが、納期等は問題ないですか?」

詳しくことは大人の事情で省きますが、こんな感じ。
多分、どこのイベント会社でも、流れは以下のようなものかと。

電話orメールでの問い合わせ→打ち合わせ・現地調査→案件決定
準備→設営&使用→撤去&後片付け→ヒアリング

未経験でも大~小まで色んな案件に携われる。

大きいものだと、行政が行う入札系やライブ・フェスの案件。
一日に最低でも5件ぐらいだと換算して一年で1,000件は対応してるはず。
リピーターは100件近くはいたと思います。

ざっと利益100万超えてくると大きいと私の中では認識しています。
1000万超えてくるものはやってる人からしたら、小物ですが。

何より、好きなものや知っているもの(自分の場合だとサブカル・オタク系)に関われて、イベントの成功や手助けをできたときは嬉しい~コミケなどでも有名な東京ビッグサイト幕張メッセパシフィコ横浜や商業ビルに関わるものも大中小問わず、よく担当しました。

私は音楽が好きなので、某インディーズバンドの設営に携われて一緒にライブを盛り上げることができた時は楽しかったですね!ライブ前の演者のリハ聴けたり、裏を知れるのは個人的には面白い。テレビ関係の仕事もよくやっていたので、たまに芸能人にも会えたりもしました~ラッキー!

特に得意なものは物量系ですね。
例えば某大型展示会に椅子や机を大量に用意してくれとか。
色々と物品が重なるのは苦手。知識があまり音響映像系とか。
なので、イベントしたくて問い合わせしたい方は、「〇〇得意な人希望、過去にこれぐらいの規模やったこと方」など詳しく書いたほうがいいですね。あとは謙虚に。コレ大事。
威圧的な人はお金出してくれても、あまり取引したくはないです。

色んな地域のことを知り、実際行って幅が広がる

今までに東京以外にも、神奈川・千葉・埼玉・茨城・山梨・長野・栃木・静岡など。
関東近辺は大体ハイエースや2t車で回りました。イベントごとには移動手段が必須です。現場に向かう人は自ずと、車に乗る機会が増えて、対応力や視野が広がります。

担当は基本関東が主ですが、全国から毎日問い合わせは来るので、案件をやりながらメール応対して、進捗確認や物品手配、一日の内に複数のイベントがあるときは時間計算をしてなど……キャパがだんだんと広がります。

商材についても、日々時代とともに変わっていくので飽きな人にはおすすめかも。
この業界の横のつながりを知ることができます。

コレは結構メリット!
こういう会社が運営してるのか~
あの機材はあそこのやつを使ってるか~
この会社の商材を使えば原価はいくらで抑えられる~
…とか日々勉強!

社内行事が頻繁!

こういう会社なので社内行事は多いです。
月1回は必ずある感じです。
普段会えない人に会えたり、同僚や先輩・後輩との中を深めたり、活性化にもも繋がります。しかしながら、通常業務やりつつ社内行事の進行やるって結構大変ですよね。しかも優先度はこっちのほうが高いという…(・ω・`)

イベント会社で働くデメリット

イベントにトラブルは付きものです。
何かあった時の責任は基本、担当者持ち。
しかも、理不尽なものは本当に厄介です。

会社を辞めた原因の一つでもありますが、とにかくクレームが嫌になります。

  • 現場で当日使ったら整備が行き届いておらず壊れた!
  • ホームページのものと商品が違う!色が違う!
  • あの時、口約束していたのと違う!

まぁ、これは自分が起こした責任なのでしょうがないところではあります。
ちなみに私は口約束は大嫌いなので、契約内容ややりとりはメールベースで全部残すやり方をしています。当たり前だと思いますが、入社したての新卒はやりがちかも。口がうまい奴は世の中ごまんといます、証拠はちゃんと残すようにしましょう。

最も問題なのが、サービス残業です…

大方、辞める原因の大半がコレ。長時間労働です。
私が勤めてる間でも、2年半の間で10人は辞めてると思います。
カラオケ行ったり、一緒に飯行ったり、切磋琢磨した同僚がやめてしまったときは、とてもショックで儚い気持ちになりました…でも、ある意味正解だと思います。

極端な例で言えば、朝から次の朝までとか。
定時が18時だとして、残業10時間とかなんだよ…
しかも一人で。仕事を完結しないといけないので、本当に一苦労。

通常でも繁忙期は2~3時間超えとか当たり前。
みなし残業は悪です。超過分を払ってくれるのであれば問題ないですが、基本はなあなあになり払ってはくれません。払ってくれたらモチベも上がる。そう想いませんか?

やりがいを盾に社員を扱き使うのはやめましょう(尚、それを個人がいいと思ってる場合を除く)

コミュ障でも色々と頑張った

オレはそもそもコミュ障なので話すことが苦手でした。
中高の頃は誰とも話さずやり過ごすほど、人と関わってこなかった人間です。
でも、ロープレ練習や電話対応を少しずつこなしていくうちに、その抵抗感は徐々に薄れてき、一ヶ月も経つ頃には普通に電話応対や問い合わせをこなしていました。
支店内ではTOPの売上を叩き出すまでに成長できたことは誇りに思います。

働く環境によって、話しやすいところは必ずあるので、コミュ障だからここは無理だとか決めつけずに就職・転職活動のときは視野を広げて活動するとヨシ!

あと、個人的に良かったことはバイクを購入できたことです。
今まで、ずっと教習所卒業から乗らずにきたので、バイクペーパードライバー歴7年ほどになります。働き始めてお金が貯まり、一年後にマイバイクをローン購入しました。あと2年でローン完済する予定。

オレ「ここで働かなかったら、行動を起こすこともしなかったので、感謝してるよ。あざっす〜」

あとがき

イベント会社は、ほんと一般的な企業とは違い、特殊な会社です。昨今の働き方改革で残業を少なくしてる動きはありますが、まだまだ帰れてない人もいるのも周知の事実。
でも、この業界に就職や転職を考えている人はチャレンジしてみたら面白いかも。っということだけは言えます。

一緒に働く人は若いのに頭がきれて賢い人や意識が高い人も多かったし、何より、今まで働いてる中で一番色んなものを吸収できました。グレーなこともやれたり、人間模様知れたり、社会人として抜けてるところもあったりして怒られたりとか…

さりとて、何か他の職種で活かせることある?と聞かれれば、微妙としか答えようがない(笑)会社も独自のツールを使っていて、他に活かすにもできにくいし、案件自体も何をやったかは言えないし、なんとも不完全燃焼。

最後に一言だけ。

オレ「一回きりの人生、色々やろうぜ!オレ〜オレオレオレ〜〜」